ダルビッシュが今季最短4回1失点で降板 苦手ロッキーズにまたも勝てず

今季最短降板のダルビッシュ(ロイター=USA TODAY)

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は12日(日本時間13日)に敵地コロラドでのロッキーズとのダブルヘッダー第1試合に先発し、4回を2安打1失点(自責点0)、2三振1四球で勝敗は付かなかった。打者15人に76球投げた。チームは7回制の試合を5―3で勝った。

通算5試合で0勝3敗と苦手のロッキーズ相手に制球とキレがいまひとつだった。ファウルで粘られ球数を費やし、今季最短でマウンドを降りた。奪った空振りは5と少なかったが、打たせて取る投球で試合はつくった。

初回、先頭のタピアを内角低めのカットボールで空振り三振に仕留めたが、次打者ハンプソンを四球で歩かせ、3番ブラックマンの中飛を中堅手が捕球後に併殺を狙って一塁へ悪送球。二死二塁とされると4番ストーリーに中前に適時打を運ばれ先制点を献上した。

2回は中飛、三飛、中飛と3人で片付け、3回も空振り三振、三邪飛、左飛で連続三者凡退。4回二死からマクマーンの平凡な飛球を左翼手・ファムが見失い、二塁打とされてピンチを招くもアダムズを投ゴロに打ち取り、無失点で終えた。

0―1の5回二死一、二塁の好機に打順が回ってきて代打を送られて交代。ここでチームは同点に追いつき、黒星が消えた。6回に女房役のカラティニの満塁弾で勝ち越しに成功。チームは2点リードの7回に二死満塁と詰め寄られたが、何とか逃げ切った。

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