春季高校野球県大会 関根学園 初Vへ大一番 13日、新潟産大附属と決勝

 春季北信越高校野球県大会は13日、長岡市悠久山球場で決勝が行われる。第3シードの関根学園は春夏秋を通じて初となる県制覇を懸け、同じく初優勝を狙う新潟産大附属と対戦する。

 野球部の歴史を変える一戦を前に、主将の田原輝也選手(3年)は「厳しい試合展開の中でも粘り強く戦ってきた。勢いに乗り、ベンチの雰囲気も(北信越ベスト4の)昨秋よりいい」とチームの状態を見ている。

決勝を翌日に控え、練習に臨む関根学園の選手たち(12日夕、同校野球部グラウンド)

 2、3回戦は中盤以降に地力を発揮し、4回戦と準々決勝は劣勢を引っ繰り返し連続サヨナラ勝利、準決勝は終始自分たちのペースで試合を展開し、強敵を連破してきた。前身の高田北辰時代を含め、創部以来初の優勝、上越勢としては平成7年春の旧高田工以来の優勝に期待が掛かる。

 安川巧塁監督(29)は「夏優勝するには、夏以外も優勝を経験しないと無理だと選手たちに言ってきた。夏のいい布石になるよう、全力で優勝を狙いにいく」と目標を定めた。

13日の試合

 ◇決勝

 【長岡市悠久山】

新潟産大附属―関根学園(午前10時)

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