ベトナム、ラオス選手団  長崎県内での事前合宿中止 東京五輪・パラ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京五輪のベトナム、ラオスの選手団が、長崎県内での事前合宿を中止することが12日、分かった。
 ベトナムは6競技(空手、柔道、競泳=長崎市、陸上、フェンシング=諫早市、バドミントン=大村市)、ラオスは1競技(競泳=長崎市)の事前合宿を予定していた。県によると、5日にベトナム政府、7日にラオス水泳連盟から断りの連絡があったという。
 合宿は東京五輪・パラリンピックを機に海外選手らと交流する「ホストタウン事業」の一環。長崎県は6カ国のホストタウンになっており、他の4カ国(フィリピン、ポルトガル、スペイン、ドイツ)からは現時点で変更の連絡はない。このほか、スペインのレスリング選手団が島原市で合宿を予定していたが、出場権を獲得できなかったため、取りやめとなった。
 県の担当者は「残念だが、仕方がない。今後も関係市町と連携して何かしらの交流を続けていきたい」と話している。

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