全仏前哨戦でラケット破壊敗戦の大坂 世界1位バーティの母国では「ライバル消えた」

苦手のクレーコートで初戦敗退した大坂なおみ(ロイター)

テニスのイタリア国際でイライラを爆発させ初戦負けした大坂なおみ(23=日清食品)が、世界ランク1位のアシュリー・バーティ(25)の母国・オーストラリアでも大きく注目されている。

同31位のペグラ(27=米国)にストレート負けし、全仏オープン前哨戦2大会でわずか1勝2敗となった大坂。ライバル・バーティの母国では「大坂が内部爆発後に消えた」(ニュース・ドット・コム)と報道。不満を爆発させ、ラケットを叩きつけ破壊する行為を「23歳には珍しい規律離脱行為」とし、「現在、バーティと2440ポイントの差を埋めたい大坂。しかしクレーで苦労し、全仏までにどうやって克服するか、専門家たちから質問を浴びている」と伝えた。

一方、2019年全仏女王のバーティはクレー11戦10勝と絶好調。この日はセリーナ・ウィリアムズ(39=米国)も敗れたこともあり、「バーティのライバルが消えた」(ニュース・ドット・コム)「大坂、セリーナは敗退したが、バーティは進む」(7ニュース)などと、自国のエースの躍進を報道。全仏へ大坂へも熱い視線が注がれている。

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