高田世界館で義仲PR インド映画上映に合わせ、火牛〝つながり〟 富山県小矢部市

 平安時代末期の武将・木曽義仲を検証し、NHK大河ドラマ誘致を目指す富山県小矢部市の商工観光課義仲・巴(ともえ)プロジェクト推進班はこのほど、上越市本町6の高田世界館でPR活動を行った。

 義仲は平家打倒のため信濃(長野県)から北陸経由で京を目指し、小矢部市と石川県の境にある倶利伽羅峠で平家軍を打ち破った。その戦いの際、牛の角にたいまつを付けて敵に突入させる「火牛の計」を行った。同館で上映したインド映画『バーフバリ 王の凱旋』に同様のシーンが出ることから、上越に出張して周知を行った。

 同班は昨年8月に同映画が富山市で上映された際、同様のPR活動を行い話題を集めた。同館前には頭にたいまつを付けた市のシンボルキャラクター、メルギューとメルモモちゃんのパネルや縫いぐるみ、義仲と巴御前のパネルなどを展示。地元の「源平火牛祭り」で使う法被なども設置した。

木曽義仲とインド映画の奇妙なコラボが行われた

 バーフバリは熱心なファンがおり、インドの衣装や小道具を身に着けて鑑賞する人も少なくない。上映の合間にはインドの衣装の上に火牛祭りの法被を羽織って記念写真を撮る姿が見られた。同課の船見幸広課長補佐は「皆さんに楽しんでもらえてうれしい。コロナ禍が落ち着いたら、ぜひ小矢部に来てほしい」と話した。

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