【東京五輪】韓国側が北朝鮮の参加を要請 現地紙が報道

日本政府の対応に注目が集まる

新型コロナ禍の影響により東京五輪への参加辞退を表明している北朝鮮について、韓国は日本と共同して翻意を求める方針だ。

韓国紙「ハンギョレ」などは、来日した韓国国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長が12日に菅義偉首相と面会したと報じた。

同紙は外交関係者の話として「朴院長は文大統領からのメッセージを伝えたと聞いている」と指摘。日韓関係の改善など複数の外交議題が協議されたが、その中で「2人は日韓関係のほか、東京五輪の北朝鮮の参加なども議論した」と報じた。

北朝鮮は新型コロナ禍に対する懸念から東京五輪のボイコットを表明。その後、韓国で開催されるサッカーのカタールW杯アジア2次予選の辞退も国際サッカー連盟(FIFA)に通知した。

韓国側はW杯アジア予選の参加辞退を翻意するようAFCと協力して説得する方針が現地で報じられており、東京五輪についても開催地の日本と共同で参加を説得する考えのようだ。

東京五輪を巡っては新型コロナ禍により中止を求める世論が高まっているが、日本政府が北朝鮮に対してどのような対応を取るのか注目が集まる。

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