【新型コロナ】札幌市への緊急事態宣言は見送り 政府方針固める

 政府は13日夜、北海道知事より要請を受けていた札幌市に対する緊急事態宣言の発令を見送る方針を固めた。複数の政府関係者が認めた。

重点措置の適用追加で対応する方針

 本日過去最多の新規感染者712人を記録した北海道。この状況を受け、鈴木直道知事は政府に対し、もっとも感染者の多い札幌市に限定した緊急事態宣言の発令を求めていたが、協議の結果、政府はまん延防止等重点措置の適用地域の追加で対応する方針を決めたもよう。複数の政府関係者が、この方向で道との協議を続ける方針を明らかにした。

 13日の北海道の新規感染者の動向は、札幌市が499人で過去最多、石狩振興局域内が63人など全域で昨日の過去最多をさらに上回る712人となっており、政府はこれを受け石狩地方や小樽市などを新たに重点措置の対象地域とする方向で道と調整を続けるという。

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