諫早駅東口一般交通広場 5月14日供用開始

諫早駅東口に整備された一般交通広場=諫早市永昌東町

 来年秋の新幹線暫定開業に合わせ、長崎県諫早市が新しい諫早駅の東口に整備したロータリー状の一般交通広場が、14日午前10時に供用開始する。JRや島原鉄道、再開発ビルに入る店舗などの利用者の一般送迎に使うことができる。
 ビル建設を含む同駅東地区第二種市街地再開発事業(約1.9ヘクタール、総事業費約126億円)の一環で、広さは歩道部分も含め約1600平方メートル。一般車両が同時に11台乗り入れできる想定という。旧駅時代には、こうした一般乗降場はなかった。
 隣接地では、路線バスやタクシーの乗降場となり、ターミナル機能を備えた公共交通広場(約4200平方メートル)も来年春の完成を目指して整備を進めており、諫早の陸の玄関口の姿は大きく変わる。西口にも一般やタクシーなどの乗降場が設けられる。
 旧駅時代には乗り降りのために路上に車を止める市民も多く、特に雨天時には混雑を招いたという。市駅周辺再開発課は「ゆったりとしたスペースで乗降でき、一般車両の駅へのアクセス、利便性向上につながる」と期待している。

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