ボビー・オロゴン「YOUは何しに」正式降板 ボコボコ&指ツンの痛すぎる代償

やっちまったボビー

昨年5月にさいたま市の自宅(当時)で、妻の左ほおを右手の指で突いたとして暴行罪に問われたタレントのボビー・オロゴン被告(本名・近田ボビー=55)が13日、さいたま地裁で求刑通り、罰金10万円の判決を言い渡された。

一場修子裁判官は、暴行自体は軽微だが「ボコボコにする」と言って恐怖心を抱かせており悪質だと指摘。この言葉はボビー被告の口グセで、妻を落ち着かせるためだったとする弁護側の主張を「前後のやり取りから被告が立腹していたのは明らか」と退けた。

ボビー被告は黒いスースにシルバーのネクタイ姿。一場裁判官に判決内容を理解できたか問われると、軽くうなずいた。

ボビー被告がナレーターを務め、事件を受けて出演を見合わせていたテレビ東京系のバラエティー番組「YOUは何しに日本へ?」について、テレ東広報局は判決後、「復帰の予定はございません」と回答。事実上の降板といっていい。

「ボビーの貴重な収入源で、ナレーターとしての価値を高めた番組。彼の声は特徴的であるがゆえに『YOUは何しに――』がアウトなら、他番組でも使いづらい。バレますからね。本人にとっても痛すぎます」(テレビ関係者)

事件から1年たってようやく終結した。ボビー被告から長年にわたってDVを受けていたという妻の〝告発〟に懐疑的な声が上がったり、〝痴話ゲンカ〟の末に指で突いて立件されたことを疑問視する声が上がったりしたが、司法のジャッジはアウト。法曹関係者は「近年は女性に対する暴行加害者に厳しく処分する傾向にある」と指摘した。

先月には歌手・華原朋美を暴行したとして、週刊誌記者が逮捕されたが、その際、警視庁署員が華原サイドに女性への暴力に厳しく対処する方針を口にしたという。

ボビーは改心するしかない。

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