コロナワクチン大規模接種会場の設置を検討 沖縄県、国の要請受け

 厚生労働省が、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の設置を積極的に検討するよう都道府県に要請したことを受け、県の糸数公医療技監は13日、県としても大規模接種会場を設置する方針を示した。具体的な場所や方法は検討中としている。

 政府は7月末の高齢者接種完了を目指し、ワクチン接種を加速化するよう要請。東京や大阪で大規模接種会場の稼働が決まっているが、全国で大規模接種会場の設置を求めている。糸数医療技監は「急ぐ手段として考えているが、具体的にどういう形で進めるかはまさに検討中だ」と述べた。

 総務・厚生労働省の調査で、県内で7月中に高齢者へのワクチン接種が完了すると答えたのは41市町村のうち31市町村。残る10自治体のうち7自治体が「8月中」、3自治体が「9月以降」になると回答した。

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