【東京五輪】「政府決定に従う」橋本聖子会長 インド、パキスタン、ネパールの参加を確約せず

橋本聖子会長(代表撮影)

政府が新型コロナウイルスの感染が急拡大しているインド、ネパール、パキスタンからの入国について日本人の帰国者以外の入国を拒否することを決めた中、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は、14日の定例会見でこの3か国からの東京五輪参加を確約しなかった。

14日からスタートした新たな措置で、この3か国から日本に入国する人のうち、日本の在留資格を持つ外国人の再入国を原則として拒否し、日本人の配偶者や永住者なども入国拒否の対象となる。これらの国の選手、関係者も東京五輪が開催されれば、来日することになるが、現時点ではどのような対応になるか未定だという。

橋本会長は「政府として入国をどうしていくかということになる。その中で、できる限り各国のアスリートが、安心・安全のもとで、そしてしっかりとした検査態勢を経て入国をしていただく、その許可得られるかどうかは、組織委として努力をしていきたいが、水際の対策は政府の決定に従いたい」と語った。

東京五輪のためであっても入国に制限のかかる国が出てくる可能性がありそうだが、それでも開催を強行する方が賢明なのだろうか。

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