【新型コロナ】高齢者ワクチン接種 川崎市も6月に大規模会場開設へ 5万人を想定

川崎市役所

 新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、川崎市は14日、65歳以上の高齢者を対象にした大規模接種会場を6月上旬から7月末まで開設すると発表した。

 モデルナ社のワクチンを使用し、期間中に5万人(計10万回)の接種を想定。

 市は個別接種の拡大など体制強化も併せて進め、国が求める「7月中」の接種完了を目指す。

 大規模会場は、JR向河原駅前に立地するNEC玉川ルネッサンスシティホール(同市中原区)。週6日稼働し、1日(8時間)当たり2100人への接種を想定する。

 予約は5月下旬から、予約サイトやコールセンターで受け付ける。

 ただ、現時点でモデルナ社のワクチンは国内で承認されていない。

 6月からの接種が可能か、必要な数が確保できるか不透明な部分が残るが、福田紀彦市長は「このような計画になったと国にも理解いただいている」と説明した。

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