経路を誤った際に適切な対応をしなかったとして、川崎市は14日、市バス鷲ケ峰営業所菅生車庫に所属する男性運転手(59)を停職3カ月の懲戒処分とした。
市によると、運転手は4月14日午後3時半ごろ、同市宮前区の犬蔵交差点で、右折開始直後に経路の誤りに気付き、交差点内で停車。約20メートル後進して切り返し、経路復帰した。本来は必要な安全な場所までの移動を怠り、営業所に報告もしなかった。
一連の対応で車両10台以上の通行を阻害するなどの影響を生じさせた一方、バス車内の乗客9人に謝罪や説明はなかったという。
翌15日に苦情が寄せられて発覚。同運転手は「運行ミスを隠したかった」という趣旨の説明をしたという。