九州北部・四国・中国が梅雨入り 四国は統計史上1番の早さ

2021年5月15日午前10時45分頃 香川県高松市内の様子(撮影:鈴木悠 気象予報士)

 きょう15日(土)午前、九州北部・四国・中国が梅雨入りしたとみられると各気象台が発表した。
 四国では過去最も早い5月19日(1991年、1976年)よりもさらに4日早く、統計を取り始めてから最も早い梅雨入りとなった。
 また、九州北部と中国は統計開始以来2番目に早い記録となる。

各地の平年差、前年差は以下の通り。
・九州北部 平年より20日早く、昨年より27日早い
・四国   平年より21日早く、昨年より26日早い
・中国   平年より22日早く、昨年より26日早い (九州北部は山口県を含む)

 きょう15日(土)は朝から九州で雷を伴った激しい雨となっていて、西日本では17日(月)ごろにかけて断続的に雨が強く降るおそれがある。その後も雨の降りやすい日が多くなる見込みだ。
 また前線が一時的に北上することから、週明けにかけては東日本・北日本でも日本海側を中心に雨量が多くなるおそれがある。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。
 梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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