【スターダム】ワールド王者・詩美 唇奪われ “錯乱”? 酒浸りの日々でシンデレラTも脱落

朱里(下)を攻めた詩美だったが…

赤の王者に黄信号だ。女子プロレス「スターダム」の春の祭典「シンデレラ・トーナメント」2回戦(14日、後楽園)で、ワールド王者の林下詩美(22)が朱里(32)に敗れ、姿を消した。

同王座の挑戦権を狙う朱里からの指名により決まった一戦は、エプロンでのアルゼンチンバックブリーカー、投げっぱなしジャーマンで勝利をつかみかけたものの、最後に悪夢が待っていた。ジャンピングニーで場外に叩き落とされ、オーバー・ザ・トップロープで無念の敗退となった。

試合前から主導権を完全に握られていた。仙台大会(4月29日)の試合後、朱里に唇を奪われるという前代未聞の事態に見舞われたからだ。詩美は「いつもクールで強くてかっこいい私なんですけど、普通に『三女・詩美』になってしまったというか…ただの女の子になってしまって。あれから何日も悩まされております」と顔を赤らめる。

また、朱里から「赤いベルトが薄い存在になっている」と挑発されたことについて「私としては気にしていない」と言いつつも、3月の日本武道館大会、4月の横浜武道館大会と2大会連続でワールド王座戦がセミとなった時には「悲しくて誰に連絡するでもなく一人で飲んでいた」とやけ酒をあおっていたという。

もともと酒は飲まなかったそうだが、緊急事態宣言の発令により〝ビッグダディ〟こと父・清志さん(56)ら家族とのリモート飲み会が頻繁に行われるようになったことも拍車をかける。「最近はお酒飲んでばかり。酔うと〝かまってちゃん〟なので、ユニット(クイーンズ・クエスト)のグループLINEに連絡とかしちゃう」。果たしてこの調子で次の防衛戦は大丈夫か…。

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