トータス松本 映画「くれなずめ」の主題歌は乗り気じゃなかった? 誕生秘話語る

映画「くれなずめ」の公開記念舞台挨拶が、15日に都内で開催され、成田凌、高良健吾、若葉竜也、藤原季節、目次立樹、松居大悟監督、主題歌を担当したウルフルズのトータス松本が登壇した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初予定されていた4月29日から5月12日に公開が延期された本作。主演の成田は「嬉しいですね、見てくれたって言うことが本当に嬉しいです」と感激。松居監督も「(当初の予定日だった)4月29日から(新公開日の)5月12日までが、どう過ごしていいかわからなくて、僕らもまさに“くれずなんで”いたんですが、こうやって公開を決断してくださって。“上映されることも当たり前じゃないんだな”“すごくありがたいことなんだな”と実感してます」と感謝を述べた。

主題歌を担当したウルフルズのトータス松本は、オファーについて悩んでいたことを明かした。「僕らの曲(『それが答えだ!』)が取り上げられてる映画ですし、やったことのない仕事だったので、やんわり”この話、なくなったらいいな”とか思ってたんやけど・・そうこうしてるうちに、成田くんと仕事で会うことになって」「本音で正直に『どんな曲がいいと思う?』って聞いたら『やってくれるんですか!!』みたいなテンションで来たから『もう、これは断られへん・・』と思った」と、主題歌誕生の秘話を披露した。

「くれなずめ」は、松居大悟が自身の実体験をモチーフに書いたオリジナルの舞台劇を、自ら監督を務めて映画化した作品。友人の結婚式で久々に集まった高校時代の旧友たちの、披露宴から二次会までの狭間(はざま)の時間を描く。タイトルは「暮れなずむ」を命令形にした造語で、日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。主人公の吉尾を成田凌が演じるほか、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹らが出演する。

【作品情報】
くれなずめ
公開中
配給:東京テアトル
(C)2020「くれなずめ」製作委員会

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