【15日】長崎県内 コロナ感染34人 2人死亡、累計死者50人

15日発表の市町別感染者数(左)と、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (14日午後7時現在)

 長崎県などは15日、県内6市町で計34人の新型コロナウイルス感染を確認し、いずれも入院治療中だった長崎市内の90歳以上の無職女性計2人が12、14日に亡くなったと発表した。県内の死者数は累計で50人となった。同市内の船舶関連会社ではクラスター(感染者集団)が発生した。
 県などによると、県内では昨年4月、佐世保市で感染者の死亡を初めて確認。市町ごとの内訳は長崎市24人、佐世保市15人、諫早市5人、西海市4人、南島原市と新上五島町各1人。長崎市では今月に入り、9人の死亡が確認されている。
 長崎市の新規感染者は21人。このうち5人は船舶関連会社の従業員。既に県内で公表された感染者を含め計10人のクラスターとなった。県内の保健所からの依頼で、職場内の同じ空間で働いていた従業員を同市保健所が検査し判明した。
 同市の田上病院では県公表分を含め、患者と病院スタッフ計2人の感染が新たに分かり、計56人のクラスターとなった。
 佐世保市は4人。市内の児童関係施設では女性職員の感染が確認されたため、15日から休園した。大村市では10代男性自衛官ら3人の感染が確認された。


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