ロッテ佐々木朗、プロ初先発初白星の権利掴む 最速154キロで5回4失点の力投

プロ初登板初先発を果たしたロッテ・佐々木朗希【画像:パーソル パ・リーグTV】

降板直前の5回の攻撃でマーティンが勝ち越し2ラン

■ロッテ ー 西武(16日・ZOZOマリン)

ロッテの2019年ドラフト1位・佐々木朗希投手が16日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた西武戦でプロ初登板初先発し、初勝利の権利を手にした。5回6安打4失点と粘りのピッチングを披露すると、降板直前の5回に味方打線が勝ち越しに成功。プロ初勝利の権利を手にして、マウンドを降りた。

あいみょんの「今夜このまま」を登場曲に、本拠地のマウンドに上がった佐々木朗。初回いきなり1死一、三塁のピンチを背負ったが、4番の山川をスプリットで空振り三振に仕留めてプロ初奪三振を記録。続く栗山も左飛に打ち取って、初回のピンチを脱した。その裏、ロッテは荻野、マーティンの2者連続本塁打で2点を先制した。

2回は2つの三振を奪って3者凡退に切ると、その直後に佐藤都、荻野の連続適時打が飛び出して4点のリードを貰った。だが、3回、先頭の金子侑を一塁レアードの失策で出塁させると、若林、源田に連続適時打を浴びて2失点。さらに森を四球で歩かせると、栗山には犠飛を許して3点目を失い、1点差に迫られた。

4回は先頭の愛斗を右飛、スパンジェンバーグを一ゴロに打ち取った。金子侑には内野安打を許したものの、若林を空振り三振に仕留めた。4回を終えた段階で球数は86球に達していたものの、5回もマウンドへ。ただ先頭の源田に四球。森を一ゴロ、山川を三振に仕留めたが、栗山の打席で痛恨のワイルドピッチ。同点に追いつかれた。

5回を投げて佐々木朗は6安打2四球4失点だったが、佐々木朗が降板する直前にマーティンが右翼スタンドへこの日2本目の本塁打となる2ランを放って勝ち越し。佐々木朗希にはプロ初登板初先発初勝利の権利が転がり込んだ。ストレートの最速は154キロ。投じたストレートのほとんどが150キロを超えていた。

【動画】ロッテ・佐々木朗希がついに1軍初登板 西武・山川から奪った初三振は切れ味抜群のスプリットで

ロッテ・佐々木朗希がついに1軍初登板 西武・山川から奪った初三振は切れ味抜群のスプリットで【動画:パーソル パリーグTV】 signature

(Full-Count編集部)

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