【J1川崎】これぞエースの貫禄 小林、節目の300試合 自らゴールで祝う

【川崎-札幌】後半、2点目を決めて喜ぶ川崎・小林=等々力(花輪 久写す)

【川崎2-0札幌】自身のメモリアルマッチを価値ある一発で締めくくった。J1通算300試合目のベテラン小林が勝負を決める今季6点目。負傷から復帰後2戦連発と波に乗っている。

 1─0の後半ロスタイムに田中の鋭い縦パスに抜け出し、相手GKとの1対1を制した。

 一度は副審の旗が上がって肩を落としたが、VARにより2分後にゴールが認められ、「頼むからオフサイドじゃないでくれと思っていたが、何とか入ってよかった」と笑顔を見せた。

 2010年に拓大から加入し、川崎一筋12年目で達成した節目の数字だ。「けがもたくさんあったけれど、家族やトレーナー、たくさんの人に支えられて300試合できた」と周囲への感謝も忘れない。

 チームは12~13年に大宮が打ち立てたリーグ無敗記録を更新。円熟味を増すストライカーは「さらに(記録を)伸ばせるようにまたチーム一丸で頑張りたい」と宣言した。

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