久保の去就はレアル新監督次第 待ち受けるのは天国か地獄か

久保を待ち受けるのは天国か地獄か(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)の退任が決定的となり、ヘタフェのMF久保建英(19)の去就問題を直撃しそうだ。

スペインメディアが一斉にジダン監督の退任意向を報じ、今季限りでの退団が確実に。これにより、今夏にヘタフェでの期限付き移籍を満了する久保の動向にも大きな影響が出る。ジダン監督は久保を入団時から高く評価。今季は若手を積極的に登用する方針も見せていたため、現地メディアの間では久保を今夏に復帰させるとの見方もあった。しかしそんな指揮官が退団となれば、久保を重視する方針も白紙になるのだ。

久保の扱いについてはクラブの方針も大きいが、今後は次期監督の意向によっても大きく左右される。注目の後任についてスペイン紙「アス」は「マッシミリアーノ・アッレグリ氏とBチームのラウル・ゴンザレス監督のいずれかになる」と指摘する。

久保にとって理想の人選はラウル監督だろう。かねて久保の才能を高く評価しており、トップチームの監督に昇格すれば若手登用路線を継続するとみられ、久保の復帰も現実味を帯びてくる。しかし外部招聘のアッレグリ氏になると風向きは変わってくる。イタリア1部ユベントスを指揮した際は既存の選手を多数放出。守備を重視する戦術も含めて、久保の立場は危うくなりそうだ。

久保を待ち受けるのは天国か地獄か。

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