ZZトップのフロントマン、ビリー・ギボンズが伝説のライヴ・レストラン/バー「パピー&ハリエッツ」で撮影したMV公開

photo credit: Blain Clausen

米ロックバンド「ZZ TOP」のギタリスト/ボーカリストのビリー・ギボンズが、6月4日発売のソロ・アルバム『ハードウェア』から「マイ・ラッキー・カード」の先行配信がスタート。また、先行公開済の「ウェスト・コースト・ジャンキー」や「デザート・ハイ」と同様、アルバムがレコーディングされた米カリフォルニア州ジョシュア・ツリー近郊のハイ・デザートで撮影されたミュージック・ビデオ(MV)も公開された。

Youtube:Billy F Gibbons - My Lucky Card

MVは、「Pappy & Harriet’s Pioneertown Palace」という有名なライヴ・レストラン/バーで撮影され、ビリーが「オズの魔法使い」のようにどこに降り立っても世界を白黒からカラーに変えてしまうという演出がされている。

ここは、50年代のアメリカ西部劇の人気TVシリーズ「平原児シスコ・キッド」やジーン・オートリーのTVショウを撮影していた場所で、映画「ロイ・ビーン」やバーバラ・スタンウィックとバリー・サリバンが主演した「人妻の危機」などが撮影された西部劇セットの一部としてもともと建設されたものだという。

ギボンズは、MVについて「Pappy'sは、アルバムのインスピレーションの源である荒々しい砂漠の雰囲気を反映しているので、ビデオを制作するのに最適な場所だと思いました」「撮影のためにきちんとしたスライドを持ってくるのを忘れてしまい、必要に迫られて、即興でビール瓶を使いました。 適当なボトルネックを見つけるのに1ケース以上探した(飲んだ)末に、ようやくメキシコの伝統的なビールのネックを見つけました。 喉の渇きも癒すことができました」とコメントしている。

アルバム『ハードウェア』は、ZZトップのフロントマンであるビリー・ギボンズの3枚目のソロ・アルバム。カリフォルニア州のパーム・スプリングス近くのハイ・デザートにあるエスケープ・スタジオで録音され、ギボンズのほか、前作にも参加していたマット・ソーラム、マイク・フィオレンティーノの共同プロデュース作品で、追加プロダクションを提供しているチャド・シュローサーがエンジニアを担当。

ガンズ・アンド・ローゼズやカルトなどで活躍したヴェテラン・ドラマー、マット・ソーラムがドラムも担当し、オースティン・ハンクスがギターで参加。また、以前から親交のあるラーキン・ポーも1曲参加。アルバムのタイトルは、1980年代半ばにギボンズやZZトップと仕事をした伝説のレコーディング・エンジニア、故ジョー・ハーディへの敬意を表したものとなっている。

■リリース情報

ビリー・F・ギボンズ

『ハードウェア』

6月4日リリース

SHM-CD ¥2,860(tax in)

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