五輪メダリスト有森さんの判断に相次ぐ賛意評価

 バルセロナオリンピック女子マラソン銀メダリスト、アトランタでも銅メダリストでもある有森裕子さんが都内に住んでいるため「移動は控えたい」として19日、20日に予定されている岡山での聖火リレー代替イベントへの参加を辞退したことに、ネット上では賛意や理解、評価、支持の声が相次いでいる。有森さんは19日参加予定だった。

 今回の「有森さんの辞退の判断を支持する」とのツイートには17日14時現在、「そう思う」がおよそ8600。「思わない」は900。圧倒的に支持が目立った。

 「スポーツ関係者としては関係団体との繋がりがあり簡単な判断では無かったと思いますが、良識的な判断と思います」「国民の総意と安全がなければオリンピック開催は適正ではないと昨年から言っている事を記憶しています」

 「東京に来ないで、東京から出ないで、と訴えている都知事は、なぜ聖火ランナーだけは例外なのか、きちんと説明すべきだ」との声も。また「東京にも岡山にも緊急事態宣言が出ているのに参加する側が辞退を申し出ないといけない状況がおかしい」との指摘や「密を避けろと言いながら、密を作る聖火リレーは説明が出来ません」との声も。

 五輪・パラ大会開催についてはヤフー「みんなの意見」でのアンケート調査選択に、10日~20日までの調査で、実施中につき、17日午後2時現在での投票者58万人のうち「中止するべき」は46万3200、全体の79.6%、「延期するべき」は4万8200で8.3%を占めている。「開催すべき」と「観客を制限して開催すべき」との意見は合わせて6万8300、全体の11.8%にとどまっている。(編集担当:森高龍二)

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