【東京五輪】自転車BMXテスト大会 雨天中止も予期せぬ〝収穫〟アリ

モップ作業で会場の調整する関係者

東京五輪の新種目となる自転車BMXフリースタイルのテスト大会が17日、有明アーバンスポーツパークで行われた。

国内選手18人(男女各9人)、大会組織委員会関係者、スタッフの合計260人が参加。本番会場のこけら落としだったが、決勝は雨天中止となった。〝雨や風に弱い〟という競技特性が浮き彫りになったが、むしろ本番に向けて大きな収穫を得たようだ。

組織委の森泰夫運営局次長は「少しでも雨が降ると、転倒の危険も含めて競技が難しい。競技回復のプロセスをどうするか。ワイパーで水を飛ばし、モップで拭き、その後にブローして、いかに競技復帰を早くするか。今回、雨が降ったことで図らずもテストできた」と話した。

五輪本番でも今回と同様、シーディングランの順位が最終結果となる。「今回まさにそのような形のモデルケースになった」(森次長)。また、この日は得点が紙やボードで示されたが、本番では電光掲示板が使用されるという。

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