あす19日(水)にかけて太平洋側中心に雨 西・東日本は20日(木)から21日(金)に大雨のおそれ

九州南部は18日(火)昼過ぎにかけて、局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがある。また、雨の範囲は次第に東へ広がる予想で、18日夕方以降は東海や関東でも傘が必要になりそうだ。

雨の範囲広がる

 18日(火)午前は北日本だけでなく、関東の南部沿岸、東海や四国でも日差しの出た所がある。ただ、東・西日本の晴れ間は長くは続かず、午後は西から雨雲が広がる見通し。すでに発達した雨雲がかかっている九州南部は、昼過ぎにかけて局地的に激しい雷雨となるおそれがある。昼過ぎからは、四国や近畿にも雨の範囲が広がり、夕方以降は東海や関東でも本降りの雨となる所がありそうだ。東北でも、夜遅くには雨の所が多くなる見込み。

前線の北側 晴れる所も

 あす19日(水)は、前線に近い太平洋側で曇りや雨の所が多い見込み。朝までは、九州南部で激しい雷雨となる所もありそうだ。ただ、前線に伴う雲域から外れる九州北部、中国地方では朝から晴れる所がある見通し。日中は、この晴れエリアが、四国や近畿中部あたりまで南下する可能性がある。一方、九州南部は夜にかけても断続的に雨で、その後、20日(木)にかけては雨雲の範囲が北へと広がる見込み。

20~21日 大雨のおそれ

 20日(木)午前中は、西日本のほぼ全域で雨となり、太平洋側を中心に発達した雨雲がかかる可能性がある。午後は、東日本にも雨の範囲が広がる予想で、西日本では一段と雨の強まるおそれがある。その後21日(金)にかけて、西・東日本で大雨となる所があるため、今後の気象情報に十分注意が必要だ。また、21日の日中は、北日本でも雨が降りやすく、風の強まる所がある見込み。

週末の天気

 北・東日本は22日(土)午前は、低気圧や前線の影響で雨の降る地域があるが、西日本は天気が回復傾向で、九州や四国を中心に日差しの出る所がある見込み。23日(日)は西日本や東日本の太平洋側で、晴れる時間が長くなりそうだ。23日の北陸や北日本は、湿った空気の影響で雲が広がりやすいものの、この方面でも天気の崩れは小さい見込み。 (気象予報士・高橋和也)

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