ドジャースがプーホルスと正式契約 背番号は「55」に決定

日本時間5月18日、ドジャースは契約合意が報じられていたアルバート・プーホルスとの契約を正式発表した。プーホルスは入団記者会見で「ドジャースは私がチームに加わるのを歓迎してくれた。だから、このチームに加わるという決断をしたんだ。このチームが今年、もう1つのチャンピオンリングを手に入れる手助けをできるのが本当に楽しみだよ」とコメント。新天地デビュー戦には「4番・一塁」でスタメンに名を連ねている。

将来のアメリカ野球殿堂入りが確実視されるプーホルスは現在41歳。今季がエンゼルスとの10年契約のラストイヤーだったが、契約満了を待たずにエンゼルスを退団することになった。しかし、現時点で現役引退については全く考えていないという。「まだ僕のタンクにはガソリンが残っていると感じている」とプーホルス。今季の開幕前には「現役引退についてはシーズンが終わってから考える」と話していたが、その方針は現在も変わっていないようだ。

また、レギュラーとしての出場機会にこだわるつもりもないという。「私は何でもやるためにドジャースに来たんだ。チームにもそう伝えてある。代打でも、一塁でも、チームが望むことを何でもやるよ」とプーホルスは語る。「レギュラーとしての出場機会にこだわっている」という一部報道も否定。「私は相手チームの選手として長いあいだプレーしてきた。ドジャースのチーム方針はわかっている。私はそのチームの一員になりたいと思ったんだ」と語り、出場機会を理由としてドジャースを選んだわけではないことを強調した。

プーホルスはさらに、自身を放出したエンゼルスに「恨みを持っていない」ことを明らかにし、「キャリアのこの段階で何かを証明しなければならないとは思っていない」とも話している。「エンゼルスや他の誰かに何かを示す必要はない。私はただ自分らしくプレーするだけだ。私は野球を愛している。野球を楽しんでいるんだ」とプーホルス。メジャー歴代5位の667本塁打、同3位の2112打点をマークしている名打者は、自身初の青いユニフォームでどんな活躍を見せてくれるだろうか。なお、背番号は「55」に決定している。

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