【ソフトボール】金メダルへ国内強化合宿をスタート 宇津木監督「一生懸命やるしかない立場」

宇津木監督

女子ソフトボール日本代表の宇津木麗華監督(57)が18日、オンライン取材に応じ、複雑な思いを口にした。

2008年北京五輪以来の金メダル獲得を目指すチームは、第1次国内強化合宿(群馬・高崎市)を17日から開始。「(選手らは)元気というか、よし頑張るぞっていう顔をしていた。あまり個人個人とたくさん会話はしていないが、打撃練習の間にみんなと会話をした」

ただ、世間では新型コロナウイルスを理由に、東京五輪の中止を求める声も飛び出している。当然選手たちの耳にも届いているというが「正直に言うと、我々はスポーツをやっているので、周りの世論を解決することができない。なので、一生懸命ソフトボールをやるしかない立場。あまり周りがどうこうっていうよりは、自分たちが一生懸命やることに集中していこうと話した」と神妙に語った。

また、選手らへのワクチン接種については「自分が打つかは分からないが、機会があるのであれば選手には打ってほしい。選手は一生懸命スポーツをやってきているし、外国人との勝負なので、一番安全な対応をしてほしい」と心境を吐露した。

本番までは残り2か月あまり。指揮官もコロナ対応には頭を悩ませているようだ。

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