大谷が記録ずくめ!“悪球打ち”はチームレコード更新&本塁打平均飛距離も3位

記録ずくめの大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は17日(日本時間18日)の本拠地インディアンス戦で放った2試合連続の13号3ランに全米は騒然となった。

大谷が米メディア、ファンの度肝を抜いたのは3―1の2回一死一、三塁だった。相手先発は24歳の新人左腕ヘンジス。カウント1―2からの4球目、93・6マイル(約150キロ)のフォーシームをフルスイング。106マイル(約170キロ)の弾丸ライナーはアッという間に右翼席中段に飛び込んだ。飛距離431フィート(約131メートル)の特大弾だった。

この一発が注目を集めたのは肩口の明らかなボール球だったこと。米大リーグ(MLB)公式サイトで記録を担当するデビッド・アドラー記者は自身のツイッターに「大谷翔平は時速94マイルの地面から4・19フィート(約1・28メートル)の高さの直球をホームランにした。投球のトラッキングを始めた2008年から、エンゼルスの選手が放った最も地上から高い(位置の)本塁打となった」と投稿した。

MLB公式サイトの「Baseball Savant」によると地上4・19フィートの高さを本塁打にしたのは、今季はツインズのアストゥディーヨが4月23日(同24日)に放った4・24フィート(約1・29メートル)に続き2番目。08年以降では09年8月14日のクベルの5・07フィート(約1・55メートル)が1位で大谷は21位。ちなみにエンゼルスでは堂々1位だ。

MLB公式データシステムの「スタットキャスト」によると、大谷の今季の本塁打平均飛距離413フィート(約126メートル)は今季10発以上放っている14人の中で、ブレーブスのアクーニャ(平均418フィート=約127メートル)、レッドソックスのディバース(平均414フィート=約126メートル)に次いで3位だ。

MLBの「Cut4」の公式ツイッターでは「(ストライク)ゾーンの外だろうと中だろうと、関係ない。投げたら大谷翔平が打ち砕く」と高めの直球を本塁打にする大谷の姿を映像付きで投稿していた。まさに何をしても話題になるのが今の大谷だ。

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