【新型コロナ】ワクチン問い合わせ電話殺到、横浜の3医療機関が接種協力辞退 72カ所は「非公表」依頼

新型コロナウイルスワクチン接種の協力医療機関が掲載された冊子。非公表となった施設が出たが改定されず、掲載されたまま配布されている=19日、横浜市役所

 高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの個別接種を巡り、横浜市が公表した協力医療機関に問い合わせや予約の電話が殺到し、19日までに3カ所が接種を取りやめ、72カ所が非公表とするよう求めていることが分かった。

 市はホームページ(HP)から当該の医療機関名を削除したが、市内で無料配布している冊子には掲載されたままで、今後対応を検討する方針だ。

 市によると、医療機関1100カ所での個別接種が24日以降順次スタートするのに合わせ、公表可能な約600カ所を17日にHPなどで公開。同日から予約受け付けを始めた医療機関は一部だったにもかかわらず、公開された多くの医療機関に予約希望や問い合わせの電話が殺到したという。

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