平戸南部に「こばと児童クラブ」開所 3小を見守る体制整備

カボチャの苗を植える児童=平戸市鮎川町

 長崎県平戸市南部地区に放課後児童健全育成施設「こばと児童クラブ」(宮崎トシ子施設長)が開所。放課後や週末、夏休みなど長期休暇中に、同市立津吉、志々伎、野子の3小の児童を見守る体制が整った。
 同市が南部地区の子育て世代からの要望を受け、地区内で認定こども園「小鳩こども園」を運営する社会福祉法人、六区一心会に協力を要請。約1年間の準備を経て4月に開所した。原則、常勤スタッフ2人で運営。併設する認定こども園の保育士も支援する。
 同クラブは現在、約30人以上が利用。認定こども園が用意する食事なども利用できる。地元住民の協力で園外活動も企画。利用する児童たちはこのほど、クラブ近くの畑(鮎川町)でカボチャの苗植えを体験。農家の男性や引率の職員らの手ほどきを受け、1株ずつ植え付けた。
 市立津吉小4年の佐々木貴竜君(10)は「児童クラブは楽しい。2年生のときにサツマイモを植えたことがあるのでもう一度、植え付けができてよかった」と話した。

4月に開所し、南部地区の児童が利用する「こばと児童クラブ」=平戸市辻町

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