箱根ガラスの森美術館(神奈川県箱根町仙石原)で、マガモの赤ちゃん2羽が誕生した。母ガモの周辺を懸命に泳ぎ回る愛らしい姿に、来館者らが魅了されている。同館は「赤ちゃんガモが無事に育つのはまれ。小さい姿はいっときしか見られない」と新しい命の誕生を喜んだ。
2羽は18日朝、庭園で生まれているのをスタッフが発見した。同館では、開館した1996年からマガモを放し、野生のカモとともに園内で餌やりをして育ててきた。この日は大人のカモに紛れて、赤ちゃんガモが餌をつつく姿も。同館の岩田正崔館長は「自然豊かな館内をゆっくり楽しみつつ、マガモの赤ちゃんに癒やされて」と目を細めた。