【新型コロナ】首長のワクチン接種、神奈川・黒岩知事「順番来たから予約」 横浜・林市長「かかりつけ医で」

黒岩祐治知事(左)と林文子横浜市長

 新型コロナウイルスのワクチンに関し、住民より優先して接種している自治体首長が相次いでいることを巡り、黒岩祐治知事(66)は21日、記者団の取材に「私にも横浜市から接種券が届いた。順番が来たから予約しようと思う」と述べた。

 知事は「いろいろな考え方がある」と前置きした上で、「最初に医療従事者、その後は65歳以上の高齢者というルールがもともと決まっていた。途中から行政のトップを先にというルールにするのは、(住民の)皆さんの理解を得られないのではないか」と語った。

 一方、林文子横浜市長(75)は集団接種は見送り、かかりつけ医がいる医療機関でワクチン接種を受ける考えを示している。12日の定例会見で「(接種券が入った)通知は届いた。今のところは申し込みはしておらず、状況をみながら個別接種で受けたい」と語った。

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