巨人・吉川まさかの“中軸デビュー”で1安打! 本人に意識の変化は?

初回にいきなりヒットを放った巨人・吉川

巨人・吉川尚輝内野手(26)が22日の中日戦(バンテリン)で、プロ入り初となる「3番・二塁」でスタメン出場し、4打数1安打をマークした。

初回の第1打席で、いきなり中前打を放ってチャンスを演出。続く打席は四球を選んで出塁したが、3打席目以降は凡退し「2打席目まではいいアプローチができました」と振り返った。

俊足・好打でパンチ力も兼ね備える背番号29。今月は試合前までで打率4割4分とハイアベレージを残しており、クリーンアップに抜てきした原監督も「今、一番調子がいいでしょうね」と頼もしげだった。

これまでのプロ生活では1番や2番、7番や8番といった打順を務めてきたが、3番になったことで吉川自身に何か意識の変化はあるのか。ただ、本人は「3番であろうと、自分のやることに変わりはないです」とキッパリで「後ろ(の打者)につなぐつもりで、内容のある打席を続けようと思っていました」と語った。

5月のスタート時は2割2分2厘だった打率も、今では2割8分9厘まで上昇し、3割も目前。この勢いでどこまで快進撃を続けられるのか見ものだ。

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