諫早自動車学校に県警本部長賞 高齢者講習を率先開催

賞状を受ける谷川社長(左)=諫早市、諫早自動車学校

 高齢ドライバーによる事故防止を目的に高齢者講習を率先して開催したとして、長崎県諫早市の諫早自動車学校(谷川秀広社長)は21日、県警本部長賞を受けた。
 70歳以上の運転免許更新時などに必要となる高齢者講習は、県内多くの自動車学校で数カ月待ちの状況が続く。同校でも年間約2800人のペースで開いていたが、対象者の増加により2018年から人員や開講数を大幅に増やして対応。昨年は4625人が受講した。
 県警によると、高齢者講習に関する自動車学校への表彰は初めて。職員数の割合などに応じて昨年の実施数から評価し、同校への本部長賞のほか、交通部長賞に4校を選んだ。
 同校で行われた伝達式で荒木秀交通部長は「来年には道路交通法改正もあり業務が増えると予想されるが、自動車学校には今後も頑張っていただきたい」と述べた。賞状を受け取った谷川社長は「職員の士気向上につながる栄誉。受賞に甘んずることなく、地域の交通安全に貢献していきたい」と話した。

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