Tリーグ新球団・九州アスティーダ、東京五輪韓国代表の16歳・申裕斌を獲得「大好きな日本、楽しみ」

卓球Tリーグ女子で、2021-2022シーズンより新規参入する九州アスティーダは23日、東京五輪韓国代表の16歳・申裕斌(シンユビン・韓国)と契約合意したことを発表した。九州アスティーダは申裕斌が1人目の契約選手となる。

16歳の申裕斌が九州アスティーダから参戦

申裕斌は、韓国期待の若手選手で、東京五輪韓国代表にも選出されている16歳だ。165cmと女子選手にしては長身の体格を生かした力強い両ハンドドライブを持ち味としている。

Tリーグでは2020-2021シーズンに木下アビエル神奈川と契約していたが、新型コロナウイルスの影響で来日が叶わなかった。

写真:申裕斌/提供:ittfworld

2019年のチェコオープンでは、趙大成(チョデソン・韓国)と組んだ混合ダブルスで、日本の水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアを破り、15歳50日でワールドツアー優勝という偉業を成し遂げた。直近のWTTスターコンテンダードーハでも石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアを破り、女子ダブルス優勝も果たしている。

今後、世界のトップ選手となる日もそう遠くはない16歳・申裕斌が、九州アスティーダを勝利に導けるか注目だ。

申裕斌コメント

この度、九州アスティーダでTリーグに参戦することが決まりました。大好きな日本で、世界から集まるトップ選手と戦えることを楽しみにしております。

昨年度は、コロナでTリーグの試合に出場できずに、日本のファンの皆さんの前で試合を行えない状況でした。今年は東京オリンピックが開催されて、その後、Tリーグが盛り上がること、九州は韓国にも近く、親和性もあり、応援もたくさんしてもらえたら、嬉しいです。

九州アスティーダで優勝を狙えるように頑張りますので、応援のほど宜しくお願いします。

九州アスティーダ代表 川面創氏コメント

ついに九州アスティーダの選手を発表できるようになりました。韓国代表のシンユビン選手が今年は九州アスティーダで戦って頂けることになり、活躍してくれることを期待しています。

東京オリンピック代表に選出され、日本の強力なライバルになろう韓国代表の16歳のシンユビン選手がTリーグで旋風を起こしてくれるでしょう。2019 年のワールドカップ女子団体、最近のWTTでのシンユビン選手のプレーを見て、ずっと一緒に戦いたいと思ってました。

昨年度はリモートマッチもありましたが、今年は多くの皆さんに会場に足を運んで頂きたいです。今後も九州アスティーダの選手を皆様にお伝えしていきます。

文:ラリーズ編集部

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