〈動画あり〉みんなと楽しく頑張った 上越市立古城小 来春統合 地域と一緒に最後のスポーツフェス

 上越市立古城小(保坂修校長、児童21人)は22日、同校体育館で校区スポーツフェスティバルを開いた。同校は来年春に直江津小に編入統合するため、同フェスティバルは今回が最後。閉校記念として協力して行う種目を考案し、絆を深めた。

 同校は令和元年から運動会を地域と一緒のスポーツフェスティバルとして実施しており、児童やPTA、地元青年会が考案した種目を行っている。今回は最後となるため、昨年度人気だった色水レース以外は新種目を考え、雨天時でも中止せず体育館で実施することとした。

 開会式で児童の代表がスローガン「一致団結 最後まで古城の絆をつなげよう!」を発表。実行委員長を務める保坂校長は「古城地区の学校、地域、事業所が一体となる自慢の行事。スローガンの下に楽しんでください」とあいさつした。

数少ない勝敗を競う種目。全校リレーは白熱した

 種目は4人で祇園祭のみこしに見立てた台に大玉を乗せて運ぶレースや、ジャンケンの勝敗で走る距離が変わるリレーなどユニークなもの。紅白の全校リレー以外は保護者や地域住民が参加できる。

 5、6年生はボールを投げてその結果で色紙を貼って「み」「な」「と」の文字を完成させる「ねらって投げろ!パネルづくりリレー」を行った。6年の平田美璃愛さんは「みんなで協力してできるよう種目を考えた。最後なのは少し寂しいけど、その分も最後まで一致団結して絆を深めたい」と話した。

 最後は全員で「直江津小唄」を踊って締めくくった。閉会式で児童の代表は「みんなと楽しくできてうれしかった」「グラウンドは使えず体育館になったけど、みんなで頑張った」と感想を話した。終了後は児童と教職員、保護者、地域住民がグラウンドに集まり、閉校記念の写真撮影を行った。

スポーツフェスティバルで作ったパネルやスローガンと一緒に記念撮影

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