チェックイン・アウトは自分で決める!「the b 銀座」で“じぶんかって”にホテルステイ

長く続く制限の中で、「早く旅行をしたい」「在宅が多くて気分を変えたい」といった思いが募っている方も多いと思います。筆者も先日「ああ旅が恋しい!」と、つい心の声が出てしまいました。ならばと、東京のホテルで“おこもり”を楽しんでみることに。その際、かなりユニークな予約スタイルのホテル「the b 銀座(ザ ビー ギンザ)」の存在を知り、実際に宿泊してみました!

ありそうでなかった!?「the b 銀座」の新スタイル

ホテル宿泊の際に、「早めにホテルに入ってひと休みしたい」「旅行だからこそ、朝はゆっくり過ごしてからホテルを出たい」と、チェックインやチェックアウトの時間でモヤモヤしたことはありませんか?

「the b 銀座」では、必要な分だけ滞在時間が選べる「じぶんかって」という新サービスがスタートしています。自分でチェックイン・アウトの時間を決めて、その分の料金を支払うというもの。なんと、24時間チェックイン・アウトが可能で、滞在時間も最短1時間から選べます。つまり、朝10時にチェックインすることも24時にチェックアウトすることもでき、まさに「じぶんかって」にホテルを楽しめるのです。

気になるのはその価格。自由に設定できる分なにかとお金が掛かりそう・・・と思いきや、かなりシンプルでリーズナブル。基本的な金額は、「チェックインフィー」と、1時間ごとの加算料金「滞在フィー」で決まります。

まずは、「チェックインフィー」をチェック。これは、ホテルに入りたい時間によって金額が変わります。

【チェックインフィー】

10:00〜15:59→2,200円(税込)

16:00〜23:59→2,500円(税込)

24:00〜09:59→2,800円(税込)

次に、宿泊日の価格帯をカレンダーでチェックし、1時間ごとの加算料金「滞在フィー」を計算します。シングルルームで200円〜600円、ツインやキングで、300円〜750円といった価格設定です。(■価格やカレンダーに関して詳しくはコチラ!)

例えば、宿泊日の価格帯が「A」で朝10時チェックイン、翌朝9時チェックアウトのシングルルームを予約したいなら、チェックインフィーが2,200円。そこに、滞在フィー23時間×200円ということで4,600円をプラス。合計、6,800円となるわけです。午前中からホテルでゴロゴロできるなんて、こんな幸せあるでしょうか!?今回筆者は、これに部屋タイプを奮発して、「キング」を予約。滞在フィーが300円となるので、23時間×300円で6,900円。そこにチェックインフィーの2,200円をプラスして、合計9,100円。1万円でお釣りが来ちゃうのです!

オシャレなホテルで旅気分が盛り上がる!

「the b 銀座」は、銀座8丁目にあり、銀座、東銀座、新橋の各駅から徒歩10分ほどで到着するアクセスのよさもポイント。近くにはコンビニやディスカウントストアなどもあり、この便利さも銀座ならでは。2021年4月30日オープンしたばかりの新しいホテルで、黒を基調にシックで落ち着いた雰囲気が漂っています。

オシャレなラウンジでカフェアート体験を!

フロントは2階。エレベーターの扉が開いた瞬間、海外に来たかのようなスタイリッシュな空間が広がります。自動チェックイン機に入力すると、部屋のカードが出てきてチェックインが完了。キャッシュレス決済なので、コロナ感染予防はもちろんのこと、荷物が多い旅行のときは特に便利です。

チェックイン時に出てきたレシートをよく見ると、「当ホテルではillyのエスプレッソマシンを2階ロビーにご用意しております。ラテアートもお楽しみいただけます」の文字が。なんといっても朝10時のチェックインですから、時間はたっぷり。まずは優雅にコーヒータイムといきましょう!

2階は、フロントとラウンジとなっており、宿泊者は自由に使えます。大きなデスクにはコンセントもあるため、コーヒーを飲みながら携帯の充電やパソコンで作業することもできます。

さっそく、ラテアートにチャレンジしてみました。色々なイラストやロゴが選択できるほか、自分のお気に入りの画像でも楽しめます。コーヒーがおいしいということもあり、滞在中何度もチャンレンジしてしまいました。ペットの画像でやってみたのですが、背景がごちゃごちゃしていた画像だったため、残念ながらぼんやりとした心霊写真のような仕上がりに・・・。濃淡がはっきりした画像の方が綺麗にできるそうです。ただ、この失敗もなかなか楽しいもの。

また、同じく2階には、アメニティコーナーがあるので立ち寄るのをお忘れなく。基礎化粧品セット、ヘアブラシ、ナイトウェア、レザーが置いてあります。ナイトウェアはS、M、Lと3サイズあるので選べるのもうれしいですよね。

至れり尽くせりの23時間!

今回宿泊したお部屋は、「コーナーキング」。この部屋を予約した100%に近い人数が、一直線にダイブしているであろう大きなベッドがお出迎えしてくれます。

部屋自体はコンパクトですが、スーツケースをベッドの下に収納できたり、大きなサイズのテレビにもかかわらず圧迫感もなかったりと、かなり快適です。

ベッドの横にはテーブルもあるため、食事やPC作業もできます。Bluetoothスピーカーもあり、好きな曲を聞きながらベッドでゴロゴロとするのは至福のとき。

お風呂はシャワーのみですが、うれしい多機能シャワー!頭上から心地よいお湯がリズムよく降り注ぎます。勢いよく飛び出すボディシャワーは、刺激が気持ちよく、しっかりと体が温まります。

そしてこの「ノーズレスドライヤー」は、髪はもちろんのこと、地肌にもやさしく、すばやく乾かしてくれるのだそう。その他、オシャレなデロンギの電気ケトル、よく冷える冷蔵庫など、備え付けのものはすべてこだわりのものばかり。

ハンド&フェイスソープは、オレンジの爽やかな香りが漂います。手をよく洗う機会が増えた今、このような高品質なアメニティはとてもうれしいですよね。

「the b 銀座」らしさは、食事にも・・・!

銀座に泊まるのであれば、食に困るということはありませんが、現在はコロナ禍。飲食店へ行くのはちょっと避けたいという方や、とことんおこもりを楽しみたい・・・という方にピッタリなのが、「ルームデリバリー」です。その名のとおり、注文商品をなんと客室まで届けてくれるというサービスで、注文方法はとても簡単。「menu(メニュー)」というアプリをダウンロードして、お店を選んで注文するだけ。“置き配”も選択できるので、万が一シャワー中に商品が届いてしまっても安心です。

実は、日中銀座を散歩して、築地方面まで足を伸ばした筆者。「お寿司の気分だな」と思いつつも、お寿司屋さんにひとりで入る勇気もなく・・・。そんなとき、「ルームデリバリー」を思い出し、体験することにしたのでした。

選んだお店は、「築地玉寿司 築地本店」。色々なネタを楽しみたかったので「寿ちらし」(2,500円・税込)を注文してみました。注文後は、アプリ上に「到着予定時刻」をはじめ、「受付」「準備」「配達」「到着」が逐一表示され安心。チェックイン時に、なんと1,000円引きのクーポンがもらえたので使用し、配達料込みで合計金額は1,825円。かなりお得になりました。

受け取りもスムーズに完了し、思わず「おおおお!」と声が出てしまうほど豪華な「寿ちらし」が到着! いくらや数の子、中トロ・・・と、ネタのおいしさはもちろんのこと、ボリュームもたっぷりで大満足です。

この「ルームデリバリー」のおかげで、自分が食べたいものを誰の目を気にすることなく楽しめたのは、今回の“おこもり旅”のうれしい誤算でした。ちなみに、2021年7月22日(予定)まで1,000円のクーポン券がもらえるそうなので、「the b」のフードデリバリー対象ホテルにお泊りの際には、ぜひ利用してみてくださいね。

【「the b」のフードデリバリー対象ホテル】the b 銀座、the b 赤坂、the b 赤坂見附、the b 新橋、the b お茶の水、the b 水道橋、the b 博多、the b 三軒茶屋

都会ならではの夜景が広がる

宿泊した部屋は、最上階の12階。大きな窓の奥には、東京タワーが見えていました。

今回「the bプレミア」というお部屋も特別に見せていただいたのですが、このお部屋は小上がりとなっており、2人掛けのカウンターがあるなど、ちょっとイイ雰囲気。

さらに、夜なるともっとイイ雰囲気。大事な人や、お友達とワイン片手に語り合う・・・銀座の夜を素敵に過ごすことができそうです。

旅はもっと“じぶんかって”に!

チェックアウトは、カードキーを自動チェックイン機に入れて終了。チェックアウト時間も人それぞれなので、長蛇の列にイライラすることもありませんでした。

好きな時間にチェックインし、1時間ごと滞在時間を決められる「the b 銀座」の新しい予約スタイル「じぶんかって」。ひとりでゆっくり過ごすのはもちろん、仕事終わりにホテルへ集合しておしゃべりを楽しんだり、ハマっているドラマの最終回に合わせて仲間と鑑賞会をしてみたり・・・と、利用方法は無限大。もっとホテルが身近な存在になり、特別な時間が増えます。

また、観光はもちろん、コンサートや舞台、イベントなどで地方から東京へ来る方には、移動の疲れを癒やしてから出かけることが可能となり、より東京の思い出が増えることでしょう。大切な時間とお金は上手に使って、旅はもっと“じぶんかって”に楽しんでみませんか!?

the b 銀座

住所:東京都中央区銀座8-12-13

電話:03-3543-1200

FAX:03-3543-1201

HP:https://www.theb-hotels.com/theb/ginza/

じぶんかってについて:https://www.theb-hotels.com/the_b_jibunkatte/

[All Photos by koume]

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