地元飲食店を支援 上越信用金庫 テークアウトを積極活用

 上越信用金庫(大堀芳和理事長)は新型コロナウイルスの影響で利用客が減少している地元飲食店を応援する活動を行っている。ホームページや店舗内で地域の食や店舗、テークアウトの情報を発信し、職員がテークアウトを積極的に活用している。

 21日は同金庫の本店・本部(上越市中央1)に、鳥まん(同市西本町4)からオリジナルの折り詰めが届けられた。

職員にオリジナルの「勢ぞろい折り」とギョーザのセットを手渡した

 本店・本部は本年度、20日までに3飲食店で172食のテークアウトを注文している。これまでは各店のメニューの品注文してきたが、今回は同店人気の卵焼きや焼き鳥など4品を詰め込んだオリジナル。約60個の注文があり、ほとんどが別料金のギョーザ付きを選んだという。

 同店の荒納繁浩店長は「ビジネスチャンスを広げてもらい、驚きと感謝の思い」と話した。同金庫総合企画部の山本一実副部長は「地域の飲食店が大変苦しんでいる中で積極的にテークアウトを利用するきっかけになれば」と思いを話した。本店・本部以外の各店舗も地域の取引先店舗などで同様の活動をしているという。

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