東京五輪が架け橋 神奈川・平塚とリトアニアの子ども作品展

「日本とリトアニア オリンピックの架け橋」をテーマに絵画などを展示する企画展=平塚市役所

 東京五輪に出場するリトアニア選手団が事前合宿を行う神奈川県平塚市は24日から市役所で、リトアニアの子どもたちと市内の小学生らが描いた絵画などの企画展を始めた。交流事業の一環で、市の担当者は「リトアニアのことを知ってもらい、応援ムードが高まれば。リトアニアと平塚の子どもたちの心が通じ合った内容になっている」と話している。

 約2カ月前に、リトアニア第2の都市・カウナスの子どもたちの絵画30点が市教育委員会に届き、展示を企画。会場では「日本とリトアニア オリンピックの架け橋」をテーマに、リトアニアから届いた聖火のちぎり絵や、両国の人たちが手を取り合う絵画などが並ぶ。

 リトアニアの子どもたちの絵画へのお返しとして、交流を続ける市立港小学校の児童が描いた作品も展示している。リトアニアの五輪代表選手を紹介する写真パネルや、同国の伝統や習慣などを伝える映像も放映している。

 市役所での展示は28日まで。29日~6月13日は「ららぽーと湘南平塚」や「ラスカ平塚店」、市美術館で巡回展示する。

 当初は、パラリンピックのリトアニア選手団も同市で事前合宿をする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、中止になった。

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