【女子ゴルフ】今年5勝の稲見が五輪出場圏内に急浮上 渋野は4番手に後退

稲見萌寧

女子ゴルフの世界ランキング(24日付)が発表され、今年5勝をマークしている稲見萌寧(21=都築電気)が東京五輪出場圏内に浮上した。

世界ランキングで日本女子勢で4番手の31位だった稲見は前週の国内ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で今年5勝目をマークし、9ランクアップの22位に順位を上げた。同12位から14位にランクダウンの畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)に次ぐ、日本勢2番手となり、東京五輪出場(原則各国2人)圏内に初めて入ってきた。

前週まで五輪圏内だった古江彩佳(20)は1ランク下げて日本勢3番手となる26位。2019年の「AIG全英女子オープン」の覇者、渋野日向子(22=サントリー)は3ランク下げて29位となり、日本勢4番手に後退した。

女子ゴルフの東京五輪代表は、6月28日付の世界ランキングで決定する。各国上位2人に出場権が与えられ、15位以内ならば1か国最大4人まで参戦できる。日本では、すでに畑岡の五輪出場が確実視される中、渋野はどこまで巻き返せるだろうか。あと約1か月間〝女の熱い戦い〟が注目される。

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