【東京五輪】サッカー・Uー24韓国代表監督が“死の組”日本をうらやむ

金鶴範監督

東京五輪に出場するU―24韓国の金鶴範監督(61)が、ライバルチームであるUー24日本代表の状況をうらやんでいる。

1次リーグB組のU―24韓国代表はニュージーランド、ホンジュラス、ルーマニアと同組。同A組でフランス、メキシコ、南アフリカと同じA組に入ったU―24日本代表と比べると、恵まれた組み合わせとなったが、本番へ向けて重要となってくる6月の活動で思うような招集がかなわなくなった。主力が同時期に活動するA代表で活動するからだ。

韓国紙「スポーツソウル」によると、金監督は「A代表優先という原則は変わらなかった。(A代表のパウロ・ベント監督と)文化の違いがあったようで欧州は韓国や日本のようにオリンピックを重視していないが、残念だ」とボヤキ節。さらに「私は日本をうらやんだことはないが、今回はうらやましかった。U―24日本代表は(6月の活動で)今回、オーバーエージ(OA)枠含めて活動をする」と思わず本音をもらした。

U―24日本代表は今回の活動からDF吉田麻也(32=サンプドリア)、DF酒井宏樹(31=マルセイユ)、MF遠藤航(28=シュツットガルト)がOAとして合流。それに比べると、調整遅れは否めない。OA選手でチーム力が左右されるだけに〝天国の組〟で韓国国内には楽観ムードが漂っているいたが、そうも言ってられなくなっていた。金監督のコメントには負けた時の〝予防線〟の意味合いもあるかもしれない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社