大和市長パワハラ疑惑 別の元副市長も証言「自分も被害」

大和市役所

 大和市副市長を4月に任期途中で辞職した金子勝氏(64)が大木哲市長(72)=4期目=による職員へのパワーハラスメント的言動があったと証言したことを巡り、市長の1期目に副市長を務め、任期途中で辞職した平松博氏(73)が神奈川新聞社の取材に応じ「市長の激しい言動は就任当初からで自分も被害を受けた」と、当時の辞職理由を明かした。

 副市長経験者2人が現職市長のパワハラ的言動を明らかにする異例の展開となっている。

 平松氏は県企業庁の水道局長、経営局長などを歴任後、2007年5月に市長に就任した大木市長の下で、同7月に副市長に就いた。だが、任期途中の09年6月に辞職した。当時は「一身上の都合」と説明されていた。

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