【東京五輪】選手村にコンドーム15万個 ついにシンガポールメディアが追及

五輪選手村

海外メディアが東京五輪の選手村での感染対策における〝矛盾点〟を猛ツッコミだ。

シンガポールメディア「CNA」は、大会中の新型コロナウイルス感染対策やルールがまとめられた〝プレーブック〟における選手村での感染対策に注目。「五輪の選手村では、選手間の交流も大幅に制限される。規則では、ハグ、ハイタッチ、セックスは禁止されているが、主催者は依然として15万個のコンドームを配布する予定で混乱を招く」と指摘した。

新型コロナの感染対策として〝超濃厚接触〟にあたる性行為を禁止しておきながら、依然として避妊具の大量配布を行おうとしている点を問題視。コンドームを配れば、性行為を奨励していると勘違いする選手も出てくることが予想されるだけにこの矛盾は大きな懸念となりそうだ。

また「各国代表団には新型コロナ対策のリエゾンオフィサーがいて、すべてのルールが守られていることを確認し、常にアスリートを監視する。ただ、ルールの遵守を確保することは非常に困難な作業になる」と指摘。性行為を禁止してはいるものの、大量の選手団の中での部屋の行き来や個人の部屋での行動をどこまでチェックできるかも疑問を呈した。

国際オリンピック委員会(IOC)のずさんなルール作り。感染を予防する〝バブル〟の維持は無理そうだ。

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