【ボクシング】村田諒太とゴロフキンの大みそか決戦実現に現実味 8月にも両者が一戦挟む計画も

村田諒太

ボクシングのIBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)が今後の計画を明かした。

米メディア「バッドレフトフック」によると「夏に復帰、大みそかに(WBA世界同級スーパー王者の)村田諒太(35=帝拳)との統一戦を計画している」と報じている。

同メディアは「(ゴロフキンが所属する)GGGプロモーションは帝拳プロモーションの本田明彦氏と『進んだ話し合いをしている』と(ゴロフキン陣営)関係者が語っている」とし、その前段階として「8月下旬から9月上旬にかけて、両者が同興行で試合を行うか、または別々の会場でダブルヘッダーを行うことも議論されている」と伝えている。

かねて浮上していたゴロフキンと村田の大みそか決戦。その大一番に向けて両者のスケジュールなどを合わせたり、プロモーションが狙いかとみられるが、同メディアはさらに「ゴロフキンのチームは、ローマン・ゴンサレス(33=帝拳、ニカラグア)と何度も同興行で試合を行っているように、帝拳との仕事には慣れている。実現することに懸けてみたい」と期待込みで、実現性の高さを強調している。

ゴロフキンは昨年12月以来、村田も2019年12月以来、それぞれリングから遠ざかっている。村田は5月に東京・両国国技館で計画されていたV2戦も新型コロナウイルス禍の影響で流れており、帝拳サイドは「コロナ禍や東京五輪に伴う会場探しの問題もあり(次戦について)決まっているものはない」としているが、この計画も含めて両者の動向が注目される。

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