デザイン一新 個性際立つMINI新型3ドア/5ドア/コンバーチブル誕生

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)より、ハッチバック・モデルの新型MINI(3ドア/5ドア/コンバーチブル)が誕生。MINIならではの個性を際立たせ、内外装共に一新されたデザインに仕上がっている。

複雑さを削ぎ落とし、MINIの個性を強調

新型MINI3ドア、新型MINI5ドア、新型MINIコンバーチブルは、2021年5月25日(火)より全国のMINI正規ディーラーにて販売開始。

英国のプレミアムブランドMINIの中でも、3ドア/5ドア/コンバーチブルは、スモール・カー・セグメントに位置づけられるMINIの伝統的なモデルである。今回の新型では、複雑さを削ぎ落とし、極限までにMINIの個性を際立たせるというコンセプトの下、内外装デザインが一新されている。

製品発表記者会見では、ビー・エム・ダブリュー株式会社 MINI MINIディビジョン本部長 ピーター・メダラ氏によるスピーチをスタートに、MINI ディビジョン ナショナル・セールス・マネージャーの山口智之氏、プロダクト・マネージャーの丹羽智彦氏が登壇した。

左)MINI ディビジョン ナショナル・セールス・マネージャーの山口智之氏、右)プロダクト・マネージャーの丹羽智彦氏

今回の新型では、ヘッドライトがLEDライトへ全車標準装備され、フロント・グリルが大型化し、MINIの伝統的な六角形のグリルを際立たせている。従来フォグ・ランプが装備されていたフロント・バンパー下部には、新たにエア・カーテンを採用。空気の流れを効率よく送り込むことで、デザイン性と共に空力性能も向上している。

また、バンパー部分では従来のブラックからボディと同色カラーへ変更することで、よりクリーンでシンプルな印象に。ラジエーター・グリルが太くなり、リア・バンパー部分も立体的なでデザインが施され、より洗練されたスポーティな印象となっている。

山口氏は、新型MINIに対し「今までのMINIと比べ、未来を感じさせるような印象。2030年までには全車両を電動化するという目標に向け、一歩先駆けたモデルとなった」とコメントしている。

業界初となるグラデーション・ルーフ

ボディカラーは、今回の新型を以て個性的な新色が新たに追加された。ラインアップは、クラシカル且つモダンな『ルーフ・トップ・グレー・メタリック』、深みある『アイランド・ブルー・メタリック』、個性的な『ゼスティー・イエロー・ソリッド』※の3色。

[新型MINI 3ドア/5ドア/コンバーチブル発表会 (3)]

さらに、グラデーションが施された『マルチ・トーン・ルーフ』にも注目したい。このカラーは、車両前方に深みのある ソール・ブルー、中央部分に移動するにつれ明るい パーリー・アクア、さらに後方部分は濃い色 ジェット・ブラックへと徐々に変化するデザインとなっている。

このデザインは、オックスフォード工場の塗装技術により実現したもので、1台1台微妙にニュアンスが異なる。MINIブランドのコンセプトのひとつでもあるカスタマイズ性のある唯一無二の一台を作り上げることが可能となっている。

※『ゼスティー・イエロー・ソリッド』は、新型MINIコンバーチブルのみ。

また、同日に公開されたジョン・クーパー・ワークス(3ドア/コンバーチブル)は外装を一新。ラジエーターグリルを囲むフレームが大きくなり、存在感がありよりアグレッシブルでスポーティなデザインになっている。

新鮮かつよりプレミアムなインテリア 最新のMINI App

内装には、タッチ操作が可能な8.8インチ・ワイドカラーのセンター・ディスプレイが全車標準装備されるとともに、デジタル表示のマルチ・ディスプレイ・メーター・パネルを採用。フラットにデザインされたスイッチ類や、ディスプレイ内の表示レイアウトもモダンな印象に変更されている。

また、新型MINIにはスマートフォンアプリ『MINI App』を使用可能とする『MINI Connected』が全車標準装備。外部との通信によるコネクティビティを高め、日常生活のシームレスなサービスやさまざまな情報提供を可能にするとともに、MINI SOS コールやテレサービスなど、もしもに備え安全性を提供する。

同アプリは、2021年4月にアップデートが行われ、車両の状況や位置の確認、車両のロック/ロック解除のほか、ヘッドライトの点灯や換気操作が遠隔で実施可能に。Google Mapsとの連携も可能で、スマートフォン上の検索情報を車両に転送することができ、よりスマートな目的地設定が可能となる。

新型MINIの価格は、3ドアが273万円から482万円、5ドアが290万円から427万円、コンバーチブルが385万円から538万円。(消費税込み)

MINIディビジョン本部長 ピーター・メダラ氏

MINIディビジョン本部長 ピーター・メダラ氏によると、2020年はグローバルの業績において30万台のMINIを納車し、2021年は厳しい状況でありながらも、2020年の売り上げを超え、さらに2019年の新型コロナ以前の過去最高の売り上げを記録していると発表。

同氏はこの背景にはMINIブランドの起源があり「課題をチャンスに変えていく、60年変わらず引き継がれているスピリットがある」と強調。

さらに「日本市場はMINIブランドへの共感や愛着が感じられる。(MINIグループが掲げる)“BIG LOVE”をもっと広げていきたい」とコメントした。

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