阪神・アルカンタラ「悔しいよ」 6回途中5失点で来日初黒星

6回、角中に同点適時打を打たれた阪神・アルカンタラ

来日2度目の先発も鬼門は6回…。阪神の新助っ人・ラウル・アルカンタラ投手(28)が27日のロッテとの交流戦に先発。5回2/3を投げて、5失点(自責4)と、味方打線からもらったリードを守り切れなかった。

ロッテ・佐々木朗希との投げ合いで4―2とリードして迎えた6回。二死から中村奨に四球を与えると、レアードに中前打を浴び、一、二塁。何とか踏ん張りたかったが、続く角中には高めに浮いた151キロを左中間に走者一掃二塁打を浴び、4―4の同点に。手中にあった勝利投手の権利を手放すと、矢野監督は2番手・岩貞にスイッチ。しかし、一度傾いた流れを止めることはできず。迎えた藤岡の一塁への当たりで、一塁手・マルテと岩貞の連携が取れず、悪送球(記録は内野安打)となり、二塁走者が一気に本塁へ生還。4―5と逆転を許した。

初勝利を飾った前回16日の巨人戦も6回に3点を失っていたアルカンタラ。この日は、投げ切ることができないどころか、試合をひっくり返され「野手のみんなが援護してくれたけどそのリードを守りきることができなくて悔しいよ」とベンチでションボリ。2勝目が一転、来日初黒星を喫する悔しい登板となってしまった。

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