【高校野球神奈川大会】今夏の大会、開会式は実施せず 準々決勝・準決勝は分散開催

 第103回全国高校野球選手権神奈川大会の運営委員会が27日、横浜市内で開かれ、2年ぶりの開催となる大会の概要が固まった。新型コロナウイルスの感染防止策として開会式は実施せず、準々決勝4試合は4会場、準決勝2試合は2会場で分散して行う。人数制限をした上で観客を動員するが、状況次第で無観客にするともした。

 出場チームは、2019年の前回大会から5減の176チーム。合同チームは、横浜緑園・横浜明朋、新城・麻生総合・市川崎・幸、田奈・鶴見総合・釜利谷・永谷、藤沢総合・平塚農商、津久井・橋本、大井・吉田島、厚木清南・愛川・中央農、横浜旭陵・相模向陽館の最多計8チームが参加する。加盟191校のうち、三浦初声と神奈川総産の2校は部員不足のため不参加となった。

 組み合わせ抽選会は6月5日午後1時から。参加は各校部員1人に制限し、横浜市西区の県立青少年センターで開く。一般の観覧は不可。

 大会は7月10日、サーティーフォー保土ケ谷球場など4会場で開幕。開会式や始球式はないものの同球場で選手宣誓は行い、組み合わせ抽選会で立候補した中から抽選で選ばれた主将が担う。

 準々決勝は24日、準決勝は26日、決勝は27日に同球場(試合開始午前10時)で実施。休養日の5日間(16、19、21、23、25日)を含めて18日間、最大11球場を使って175試合を繰り広げる。

 観客動員については1回戦から人数制限を設け、5回戦からは前売りで販売する方針。販売方法は後日発表される。

 昨年は、コロナ禍で全国選手権と地方大会が中止になった。県高野連は同8月に代替大会として「県高校野球大会」を開催した。

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