MICEアンバサダー就任式 長崎市が6人選出

MICEアンバサダーに就任した6人(画面内2人含む)と田上市長(左から5人目)=長崎市役所

 長崎市は、11月開業のMICE(コンベンション)施設「出島メッセ長崎」の運営について助言・協力を求める「市MICEアンバサダー」に、大学や経済、スポーツなどの分野から県内外の6人を選んだ。6人は27日の就任式で、学会やイベント誘致、他都市に対する競争力の向上、感染症対策などで連携する考えを示した。
 アンバサダーは▽池上国広・長崎総合科学大学長▽河野茂・長崎大学長▽高田春奈・V・ファーレン長崎社長▽高橋広行・JTB会長▽福島伸一・大阪国際会議場社長▽宮脇雅俊・長崎商工会議所会頭。幅広い人脈や知見を生かし誘致や情報発信に協力してもらおうと、市が就任を依頼した。任期に期限はなく無報酬。今後も必要に応じて、新たなアンバサダーを選ぶ。
 就任式は市役所であり、県外在住の高橋、福島両氏はオンラインで参加した。就任あいさつで、河野氏は「学会誘致の他、感染症対策でも協力したい」、高田氏は「2024年開業の『長崎スタジアムシティ』と互いに高め合えるようにしたい」などと語った。田上富久市長は「客観的な助言をしつつ、当事者として推進力になってほしい」と協力を求めた。
 今後は個別に助言を求めながら、年1、2回は市長を交えた全体会議を開く。開業日の11月1日に初会合を開催予定。

 


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