コロナ収束願い「ロザリオの祈り」 長崎・浦上天主堂

「一日も早い(新型コロナの)収束を祈る」と話す髙見大司教

 ローマ教皇フランシスコが全世界に向けて新型コロナウイルス収束を願う「ロザリオの祈り」を唱えるよう呼び掛けたのに応じ、長崎市本尾町の浦上天主堂で21日、信徒らが医療従事者らに祈りをささげた。
 聖母マリアを敬う「聖母月」(5月)に合わせ、1日から31日まで毎日、バチカンやフィリピンなど世界各地の聖堂など計30カ所で順番に祈りをささげている。日本からは唯一、浦上天主堂が選ばれた。
 新型コロナウイルス感染防止のため、参加者は浦上地区の信徒など約300人に制限し、会場の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信した。カトリック長崎大司教区の髙見三明大司教は「世界中の人々と心を合わせて、一日も早い(新型コロナの)収束を祈る」と話し、信徒らとともに祈った。
 生配信は約1400人が視聴。長崎大司教区の公式ユーチューブチャンネルからも視聴できる。

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