「三原氏のみ支援」 参院選神奈川選挙区 自民川崎市連会長

 自民党川崎市連会長の山際大志郎衆院議員(18区)は29日夜、川崎市内で開いた党市連の新春の集いであいさつし、夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)について「いろいろと経緯があったが、川崎市連は公認の三原じゅん子氏のみを支援対象にし、必勝に向けて取り組みたい」と述べた。

 同選挙区をめぐっては、2人当選を目指す自民党本部が党県連の決めた現職の三原氏の公認のほかに、無所属で現職の中西健治氏の推薦を決めた経緯がある。山際氏は党本部と一線を画す方針を表明した形で、市連関係者によると、すでに総務会でも三原氏のみを選挙支援する方針を決定しているという。

 新春の集いには国会・地方議員や支援者ら約600人が参加。三原氏も出席した。来賓の自民党県連の竹内英明幹事長も「中西氏はあくまで党本部推薦で県連は推薦していない。三原氏圧勝のうねりを川崎でつくってほしい」と力を込めた。

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