巨人・岡本和 4番100号達成にひと言コメント「打てて良かった」

4番100号を放ち、ウィーラー(左)らとハイタッチする岡本和

若大将から伝説の4番へ――。巨人・岡本和真内野手(24)が1日の西武戦(東京ドーム)で、球団史上7人目となる4番打者としての通算100号アーチを放った。

やはりこの男には豪快な一発が似合う。打線は西武先発の松本に4回一死まで2安打、無得点に封じられていたが、岡本和のバットが停滞ムードを切り裂いた。フルカウントからの7球目の低めのスライダーを一閃し、バックスクリーン左へ放り込んだ。

巨人の4番で100本塁打以上を放ったのは、川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、原辰徳、松井秀喜、ラミレスといったレジェンドの名前がズラリ。しかも、24歳10か月での達成は長嶋氏の記録(27歳1か月)を大幅に上回る史上最年少だ。

貴重な先制15号ソロで、この時点でヤクルトの村上を抜いてリーグトップに躍り出た。節目の一発にも岡本和は通過点と言わんばかりに「打てて良かった」とひと言。3―0とした5回の第3打席は二死一、二塁からリードを4点に広げる中前適時打を放った。

5月で9本塁打をマークした主砲の勢いは6月に入っても止まらない。

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